【ソウル聯合ニュース】資源開発会社のシーエヌケー(CNK)インターナショナルの株価操作疑惑を捜査中のソウル中央地検は26日、ソウル・鍾路の同社本社を家宅捜索した。同社のオ・ドクギュン代表や同社の顧問だった趙重杓(チョ・ジュンピョ)元国務総理室長らの自宅も捜索した。
 これに先立ち、金融委員会は先週、証券先物委員会を開き、趙氏を株価操作に加担した容疑で検察に通報し、オ代表とCNK理事を務めるオ代表の義兄を未公開情報を利用し数百億ウォンの不当な利益を得た容疑で検察に告発した。
 検察と金融当局によると、趙氏は2010年7月にオ代表を通じ外交通商部に虚偽の資料を提供し、同部の金殷石(キム・ウンソク)エナジー資源大使主導の下、報道資料を作成、同12月に発表させた。
 同部は当時、CNKのカメルーン現地法人が探査権を保有するカメルーンの鉱山に4億2000万カラットのダイヤモンドが埋蔵されていると発表した。3000ウォン(約207円)台だったCNKの株価は報道資料発表後に1万6000ウォン台に跳ね上がった。
 検察は、海外に滞在中のオ代表が帰国し次第、取り調べを行う方針だ。
 同疑惑と関連し監査を行っていた監査院も同日、金エナジー資源大使の解任を含めた重い処分を求めるとともに、検察に捜査を要請したと明らかにした。
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