韓米FTA阻止汎国民運動本部は午後8時から、光化門広場で2200人(警視側発表、主催者側発表は2万人)が集まり、韓米FTA批准の無効を訴えた。同本部は与党ハンナラ党が批准案を単独処理した22日から5日間集会を続けている。
警察はこの日の集会を未申告の不法集会として、8000人以上の警官を動員し広場一帯を封鎖したが、デモ隊を阻止できなかった。また、集会の途中では鐘路警察署の朴建燦(パク・ゴンチャン)署長がデモ隊に暴行される事件も発生した。
一方、同日午後6時からは光化門広場に面した世宗文化会館の前で、野党の政治家や市民・社会団体の関係者らが参加し、ろうそく集会を開いた。青瓦台(大統領府)へ向け行進しようとしたところを警察に阻止されると光化門広場に移動した。
集会には最大野党・民主党の孫鶴圭(ソン・ハクキュ)代表と鄭東泳(チョン・ドンヨン)最高委員、民主労働党の李正姫(イ・ジョンヒ)代表と金先東(キム・ソンドン)議員、新しい進歩統合連帯の魯会燦(ノ・フェチャン)代表らが参加した。
この日の集会ではデモ隊と警察がもみ合い衝突やにらみ合いが続き、世宗文化会館前の6車線が封鎖された。また、午後8時から約2時間、デモ隊が光化門広場付近の両側12車線を封鎖し激しい渋滞を引き起こした。
午後10時半ごろにデモ隊は自主解散した。この日のデモでは21人が警察に連行された。
この日はソウルをはじめ、大邱や釜山など全国の主要都市でも韓米FTA批准の無効化を求めた集会が開かれた。
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