9月に高麗航空で中国を訪問した北朝鮮の崔永林首相(中央)ら=(聯合ニュース)
9月に高麗航空で中国を訪問した北朝鮮の崔永林首相(中央)ら=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】世界的な航空調査会社から世界最低という評価を受けた北朝鮮・高麗航空が欧州連合(EU)から、厳しい就航制限を受けたことが分かった。米国の海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が22日、伝えた。
 EU執行委員会の交通部門の広報官はVOAとのインタビューで、現在EUが取っている運航制限について、「ロシア製の2機を除いては、引き続き就航を禁止する」と述べた。EUは2006年に高麗航空の航空機の域内運航を全面禁止にしたが、安全・監督基準を満たしたとして、昨年、ロシア製のTu204(2機)に限り就航を認めた。
 高麗航空は保有20機余りのうち約半数を運航しているが、2機のTu204を除いては1960~1970年代に旧ソ連で製作された機体だ。
 高麗航空については、先月、国際民間航空機関(ICAO)が安全基準に満たしていないとの評価を下した。また、英国の世界的な航空調査会社スカイトラックスは最低水準の航空会社だと酷評している。

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