「アントニーとクレオパトラ」は、蜷川さんが演出するシェイクスピア・シリーズの24作目で、先月、彩の国さいたま芸術劇場で初演された。
蜷川さんはクレオパトラ役に在日3世で元宝塚トップスターの安蘭けいを抜てきした。LGアートセンターによると、在日韓国人として向けられた差別に負けず、スターの座に上りつめた安蘭けいに声援を送るという意味を込め、蜷川さんがキャスティングしたという。
アントニー役はシェークスピアシリーズ常連の吉田鋼太郎。
ローマ帝国の老練な政治家アントニーとエジプトの女王クレオパトラの悲恋と政治の激動を、キャスト30人が情熱的に演じる。
舞台デザインは簡潔だ。客席に向かい3面に白い額縁が並ぶように背景に設置され、ローマ神話のロムルスとレムス像やエジプトのスフィンクスなどが並ぶ。
公演は日本語で行われ、韓国語の字幕がつく。チケットは3万ウォン(約2100円)~7万ウォン。
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