ハチ(左)とTJ(右)=18日、ソウル(聯合)
ハチ(左)とTJ(右)=18日、ソウル(聯合)
52歳の日本人と27歳の韓国人が、年齢と国籍を超えデュオを結成、アルバムを発表した。父と息子ほどの年齢差がある2人のユニット名は「ハチとTJ」、彼らの制作したフラッシュアニメーションのミュージックビデオが、最近インターネット上で人気を博している。
 ハチは本名春日博文、かつて「カルメン・マキ&OZ」のメンバーとして活躍したミュージシャンだ。春日さんが韓国に来たのは金属楽器「ケンガリ」のため。日本でキム・ドクス率いるサムルノリの公演を観て感銘を受けたという。85年に来韓し京畿道の平沢に滞在、人間文化財のチェ・ウンチャンから3カ月間ケンガリとナルラリ(笛)の演奏を習った。その後も日本と韓国を行き来しながら、歌手のカン・サネ、チョ・イングォンらのアルバムをプロデュースするなど韓国との縁が続いた。

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 TJことチョ・テジュンさんは、音響エンジニアとしてチョン・イングォンさんのコンサートに参加していた。元々ロックバンドで活動していたチョさんがたまたまコンサート会場で歌った声を、同じくギタリストとして参加していた春日さんが聴いたのが2人の縁の始まりとなった。歌をやってみないかと春日さんから連絡が来たのだという。春日さんはチョさんの父親よりもさらに2歳年上だが、世代の違いを感じることはなく、人生経験の豊富な春日さんから話を聞くのが楽しいという。友達のようであり、ギター演奏や作曲を教えてくれる師匠でもある。

 2人は今後、地上波放送の音楽番組にも出演が決まっている。彼らの存在を歓迎する関係者は当初周囲に見当たらなかったが、紆余曲折を経た今、50代の日本人と20代の青年のユニットは、ユニークで面白いと評判だ。

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