8月に行われた開幕公演の様子=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)
8月に行われた開幕公演の様子=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮のマスゲームと芸術公演「アリラン」が10日に閉幕したことが13日、分かった。米政府系放送局のラジオ自由アジア(RFA)が報じた。
 RFAによると、8月1日に始まった同公演は9月9日までの予定だったが、9月16日に延長され、また再延長が決定。10月10日に閉幕した。北朝鮮は2008年以降、4年連続で公演期間を延長している。
 北朝鮮は公演延長の理由を明らかにしていないが、80~300ユーロ(約8400円~3万円)の入場料で外貨稼ぎしようとする意図があったとみられる。
 RFAは今年の公演について、観覧客の話や写真などから、「例年にはなかった中国語の文言が登場するなど、中朝親善を強調したのが目立つ」と評価した。公演の観覧回数が今年で4回目という民間団体関係者は「中朝親善関連の内容があまりにも多く、当惑したほど」だと伝えた。
 同公演は延べ10万人が動員され、1時間20分間にわたり行われる。2002年、故金日成(キム・イルソン)主席の誕生90周年を記念し、初演された。2005年に開かれた第2回公演以降、水害で中止となった2006年を除き、毎年開催されている。

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