【ソウル聯合ニュース】悲劇的な歴史を乗り越え韓日の建設的な未来を開いてほしいという先生の言葉を聞いて心が重くなった――。
 東京学芸大学テコンドークラブの会員10人が5日、日本植民地時代の悲惨さを伝えるソウルの西大門刑務所歴史館を訪れ、近くて遠い両国の微妙な関係を改めて感じたと語った。
 数多くの抗日運動家らが拷問を受けて亡くなった現場を見学した学生の表情は暗かった。同クラブ代表の川野貴裕さんは、「今回の韓国訪問を通じて日本で習ったこととは違うものを見て学ぶことができた」と感想を述べた。
 今回、学生を引率する同大学教育学部の李修京(イ・スギョン)准教授は、2005年に第9回日本女性文化賞を受賞し、現在は日本社会文学会評議員としても活躍している。日本の在日韓国・朝鮮人女性として百済国際文化シンポジウムを開催するなど、両国の正しい歴史認識と民間交流に力を注いでいる。
 李教授の一行は3日に訪韓し、4日には学生独立運動の発祥地である光州一高や5.18墓地、無等山の元暁寺を訪問した。5日に西大門独立公園を見学した後、韓国体育大学でテコンドーの指導を受け、6日に帰国する。
 李教授はテコンドーについては何も知らないが、韓国に関心を持っていることを奇特に思い、同クラブの指導教授を引き受けたという。「彼らに本当の韓国の姿を知ってもらおうと訪問を計画した」と訪韓の意義を説明した。
 李教授は、「うわべを取り繕ってお互いが持つ傷を覆い隠すのではなく、相手の痛みを理解し合おうとする心が正しい韓日関係を築く道だ」と強調した。

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