【ソウル聯合ニュース】北朝鮮を批判するビラを散布してきた北朝鮮脱出住民(脱北者)団体代表に対する殺人未遂事件について、殺人の対象にされた自由北韓運動連合の朴相学(パク・サンハク)代表は23日に記者会見を開き、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が送った偽装脱北者が自分を暗殺しようとしたと主張した。
 同事件については、朴代表を毒針などの武器で殺害しようとした疑いで脱北者の40代の男が逮捕されている。
 この日、ソウル市内で記者会見を行った朴代表は男は金総書記の指令を受けて韓国にやって来た偽装脱北者だと主張。「(事件には)脱北者社会を分裂させようとする目的が隠されている」と述べた。
 ただ、朴代表は「偽装脱北者が(韓国に)送りこまれているが、大部分は善良な脱北者。誤解しないでほしい」と求めた。
 警察の調べによると、男は1997年に韓国に亡命した黄長ヨプ(ファン・ジャンヨプ)元朝鮮労働党書記とともに韓国に来た金徳弘(キム・ドクホン)元ヨグァン貿易社長の暗殺も企んでいたという。

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