【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮国立交響楽団が11月に米国で公演する計画を進めていることが分かった。米政府系放送局のラジオ自由アジア(RFA)が22日、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の関係者の話として報じた。
 日本で中国の対北朝鮮消息筋と会った朝鮮総連の関係者は、「朝鮮国立交響楽団が渡米することがほぼ決定した」と述べ、米国の民間団体を通じ水面下で接触が進められているという。
 朝鮮国立交響楽団の訪米は、2008年のニューヨーク・フィルハーモニック・オーケストラ平壌公演の答礼として行われるとみられる。
 ニューヨークの外交筋は、「北朝鮮は長い間、国立交響楽団の米公演を希望しており、今回の訪米は両国関係の新しい始まりを象徴する重要な役割を果たすだろう」と話した。
 ソウル・フィルハーモニー管弦楽団(ソウル市立交響楽団)の芸術監督で国連児童基金(ユニセフ)親善大使を務めるチョン・ミョンフン氏も最近北朝鮮を訪問し、北朝鮮国立交響楽団の公演を鑑賞して指揮した。チョン氏は、北朝鮮の朝鮮芸術交流協会と南北合同交響楽団の演奏に関連し意向書を締結した。

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