北朝鮮の水害被害者1万5千人、国連に支援要請

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が平壌にある国連機関に対し、今年の水害被害者が1万5860人に上ることを報告し、復旧支援を要請していたことが分かった。米政府系放送局のラジオ自由アジア（RFA）が、国連児童基金（ユニセフ）の報告などを基に17日に報じた。
　ユニセフは、水害で家屋6489棟が損壊したという報告を北朝鮮当局がしに来たと公表した。北朝鮮からの報告・要請は9日にあったという。
　朝鮮中央通信は5日、集中豪雨による水害などで30人以上が死亡、住宅6480棟以上が損壊し、1万5800人以上が家を失ったと報じた。
　国連の各機関は、北朝鮮の水害による情報が十分でないとし、救護品の配布を実施していない。北朝鮮に被害の詳細を報告するよう求めた。
　ユニセフは北朝鮮の10郡以上の倉庫に水害用の緊急救護品、10万人以上分を配備している。