【ソウル聯合ニュース】統一部は12日に発行した「週間北朝鮮動向」で、北朝鮮で8月初旬に開催されたマスゲームと芸術公演「アリラン」で、権力の3代世襲の正当性を強調し、金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継者、金正恩(キム・ジョンウン)氏の業績をたたえたと分析した。
 同部によると、今年の「アリアン」では白頭山の模型を立体的に形象化し、果樹や養魚など経済部門の発展をアピールしたのが特徴。白頭山の模型を形象化したのは故・金日成(キム・イルソン)主席から金総書記、金正恩氏と続く「白頭血統」を強調し、3代世襲を正当化する意図があると説明する。
 果樹業での実績は金正恩氏の業績として知られており、同氏の偶像化と関連があるという。
 延べ10万人が動員され、1時間20分間にわたり行われる同公演は2002年、金日成(キム・イルソン)主席の誕生90周年を記念し、初演された。2005年に開かれた第2回公演以降、水害で中止となった2006年を除き、毎年開催されている。

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