双方の会合は来年から韓国で在外国民の参政権が認められるようになったことを受けて実現した。
「北朝鮮に追従する」との非難を受ける政党と、日本で「韓国人のアイデンティティーを守る」として在日本朝鮮人総連合会と対立してきた組織の初会合は、穏やかな雰囲気の中で行われたが、とげのある言葉もあった。
李代表が「南北関係が一時的に停滞し、困難なこともあるが、すぐ正常化されるだろう。南北と海外の同胞らが小さな差を乗り越えるよう努力しよう」とあいさつすると、民団の鄭夢周(チョン・モンジュ)事務総長は「民団中央本部の前には朝鮮戦争の参戦碑がある。(戦争に参戦した)先輩たちの精神が今も続いている」と民団を紹介した。
また、民団の韓在銀(ハン・ジェウン)副団長が「一部からは民主労働党が朝鮮労働党と似ているとの声も聞えるが、朝鮮総連とも会う予定か」と質問すると、李代表は「民主労働党は朝鮮社会民主党と交流してきたが、朝鮮労働党とは(交流)関係を持つ能力もない。朝鮮総連と会う日程はない」と答えた。
民団の黄迎萬(ファン・ヨンマン)議長が在外国民の投票について、「選挙後に同胞社会が分裂するのではないかと心配だ。民主労働党も日本地域で比例代表を選出しないでほしい」と発言したことに対して、李代表は「懸念することは理解するが、同胞の声を反映することも必要なので、両面を調和させていこう」と述べた。
21日に日本を訪問した李代表は25日まで、民主党や社民党、新社会党、全国労働組合連絡協議会、農民運動全国連合会などと懇談会を開くほか、東京と大阪で韓国の政治と進歩勢力が進むべき方向性について講演する予定だ。
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