挨拶を述べる金滉植首相=10日、ソウル(聯合ニュース)
挨拶を述べる金滉植首相=10日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル10日聯合ニュース】行政安全部は10日、ソウル・韓国プレスセンターで6月民主抗争24周年の記念式を開催した。金滉植(キム・ファンシク)首相のほか、民主化運動記念事業会理事長、民主化運動関係者と遺族ら400人余りが出席した。
 6月民主抗争は、1987年6月10日から約20日にわたり続いた民主化運動。闘争の結果、全斗煥(チョン・ドゥファン)政権から大統領選挙法の改正などを柱とする「6・29宣言」を引き出した。政府は民主抗争の意義を振り返るため2007年に6月10日を国家記念日に指定し、以来毎年記念式を開いている。
 李明博(イ・ミョンバク)大統領は記念のことばを寄せ(金首相代読)、民主主義に献身した人物らとその家族に深い敬意を示し、「6月民主抗争精神を継承し、より成熟した、より深い民主主義を実現していくときだ」と呼びかけた。

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 また、この日はソウル市内の至るところで、さまざまな記念行事が開かれた。
 6月民主抗争継承事業会は、聖公会大学キャンパス内で記念式を開催。民主党の孫鶴圭(ソン・ハクキュ)代表、創造韓国党の孔聖ギョン(コン・ソンギョン)代表ら民主化運動関係者300人余りが出席した。
 民主化運動記念事業会は、徳寿宮の石垣通り沿い200メートルほどの区間で複数の行事を催し、多くの市民が参加した。
 全国事務金融労働組合連盟は、明洞聖堂前で民主労働党の李正姫(イ・ジョンヒ)代表、進歩新党の趙承洙(チョ・スンス)代表ら150人余りが出席するなか、6月抗争と連盟創立24周年記念式を開催した。
  同日夕には、貞洞ロータリー周辺でソーシャルネットワークサービス(SNS)ユーザーの集会が開かれた。参加者らは、民主主義に関する意見と6月民主抗争にまつわる経験談などを話し合った。

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