【ソウル9日聯合ニュース】サムスン電子は9日、ノートパソコン規格の9.5ミリの厚さで最大1TB(テラバイト)のメモリーを支援するハードディスクドライブ(HDD)、「Spinpoint M8」を韓国で発売すると発表した。同製品は5月から北米や欧州市場で販売を開始しており、韓国では6月末から発売される予定だ。
 既存製品は334GB(ギガバイト)のディスク3枚を組み合わせていたが、同製品は業界最高となる500GBのディスク2枚で1TBを実現した。2.5インチの大きさにSATA3.0Gbpsを搭載し、騒音を抑える技術を取り入れたほか、外部の衝撃によるデータ損傷を防げるよう設計されている。
 1TBHDDは4.7GBの映画200本、または4メガバイト(MB)の楽曲25万曲を保存できる。
 サムスン電子は同容量の従来製品よりデータ転送速度を7%改善し、消費電力を8%以上削減したと説明。モバイルコンピューティング機器への採用を見込んでいる。
 サムスン電子は同製品を通じ、ノートパソコン、外付けハードディスクなど、携帯用のIT機器の需要に積極的に対応する方針だ。
 米市場調査会社IDCはノートパソコン向けのHDD需要がことしの2億2600万個から、2014年は3億6600万個に増えると予測している。

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