【ソウル2日聯合ニュース】在韓米軍の枯れ葉剤、化学物質埋却疑惑を受け、ソウル市は2日、市内の米軍基地周辺で地下水の汚染状況を調べる特別検査を実施すると明らかにした。
 調査対象は、竜山基地周辺6か所、その他地域4か所。地下水を採取し、農薬成分や揮発性有機物、ダイオキシンなど有害物質が含まれていないかを検査する予定だ。
 ソウル市内に位置する在韓米軍基地は、竜山基地をはじめ12か所。このうち10か所が市、2か所が国防部の管轄となっている。
 市は管轄10地域で年2回以上、水質検査を実施している。今回の特別検査は、慶尚北道・漆谷など一部米軍基地に枯れ葉剤など化学物質が埋却されたという疑惑が生じていることを受けて実施を決めた。過去5年間に枯れ葉剤が埋められた兆候がみられたり、基準値を超える農薬成分が検出されることはなかったと説明した。

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