韓国統一部、北朝鮮の「ねつ造声明」に反論

【ソウル11日聯合ニュース】韓国統一部の李種珠（イ・ジョンジュ）副報道官は11日の定例会見で、北朝鮮が農協の電算障害を北朝鮮によるサイバーテロと結論付けた捜査結果は「ねつ造」と主張したことに対し、サイバーテロを直ちに中止するようあらためて求めた。
　北朝鮮の朝鮮中央通信は10日、農協の電算障害を北朝鮮のサイバー攻撃によるものとした捜査結果は「荒唐無稽（むけい）な根拠とそれに基づいた絵空事のような主張」と指摘。韓国が北朝鮮による武力挑発と断定した哨戒艦沈没事件のようなねつ造と主張した。
　これに対し、李副報道官は「検察は十分な調査と必要な手続きを経て、農協の電算障害は北朝鮮が長期間にわたり準備し、実行したとの調査結果を発表した」と述べ、同問題に関する政府の立場に変わりはないと強調した。
　統一部は3日にも報道官論評を出し、「北朝鮮がこれまで韓国の東西海域で繰り返し試みた電波妨害や民間金融機関へのハッキングなどの行為は韓国社会に対する挑発であり、糾弾を受けて当然だ」と指摘した。