【ソウル28日聯合ニュース】北朝鮮・朝鮮人民軍の前線師団兵力の一部が韓国軍と同じ斑点迷彩の軍服を着用していることを、韓国軍当局が最近初めて識別したという。ある軍情報筋が28日に伝えた。北朝鮮軍の前線特殊戦兵らは、斑点迷彩の軍服を身につけ奇襲侵入に備える訓練を行っているものと判断されると話した。
 北朝鮮軍は7つの軽歩兵(特殊戦兵力)師団を創設し、最前線に配置。先頭序列第1番に格上げしたと、韓国軍は把握している。軽歩兵1師団の兵力は7000人ほどで、約5万人の精鋭特殊戦兵が最前線に配置されていることになる。
 韓国軍は最近、20年ぶりに戦闘服を変更することを決めた。来年から機能性国産繊維を使った人体工学的設計の新型戦闘服を普及するが、これに伴い、従来の4色斑点迷彩柄を5色のデジタル迷彩柄に変えている。情報筋は、これも北朝鮮のこうした特異動向と無関係ではないと伝えた。
 韓国軍はデジタル迷彩の戦闘服の普及を特殊戦司令部ではすでに完了したが、前線部隊への普及は来年下半期(7~12月)の開始を計画していた。これを前倒しにすることも検討中だという。

Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0