文化財庁の李健茂(イ・ゴンム)庁長は23日、1990年代に始まりことし光化門の復元で完了した第1次景福宮総合整備計画に続き、来年から2030年にかけ、総予算5400億ウォン(約389億円)を投じ第2次整備事業を進めると明らかにした。焼厨房をはじめとする王宮の生活空間や建築物254棟を再建するとともに、宮内の国立民俗博物館を撤去する。
高宗が改築した当時の景福宮には500棟余りの建物があったが、日本による植民支配と近代化の過程で相当数が失われた。第1次整備事業で当時の25%に当たる125棟を再建しており、さらに254棟を再建すれば、高宗時代の姿を76%取り戻すことになる。
焼厨房はドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」が人気を博した2004年、観光資源化を念頭に置いた復元を目標に国立文化財研究所が発掘調査を終えたが、高宗の資料不足を理由に再建が延期されていた。
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