【ソウル6日聯合ニュース】政治資金法違反の容疑で起訴された韓明淑(ハン・ミョンスク)元首相の初公判が6日、ソウル中央地裁で開かれた。
 韓元首相は、2007年に建設会社元代表(収監中)から3回にわたり、現金4億8000万ウォン(約3471万円)と32万7500ドル(約2848万円)、1億ウォン相当の小切手を違法に受け取った容疑で起訴された。
 韓元首相は、「不正資金を受け取っていない。そんなことは考えたことさえない」と述べ、検察の公訴事実を全面否認。「国会会期中に、それも昼間に、秘書や運転手も同行せず自分で車を運転し、道路沿いで金の入ったカバンを受け取ったという公訴事実を聞いてあ然とした」と証言した。
 また、首相に就任後すぐに合法的な支援口座を閉鎖するほど、不正資金を警戒していたとし、「司法府の賢明な判断で真実が明らかになると信じてきた日々のすべてをかけ、良心と真実だけを話す」と述べた。
 検察は、「今回事件は(前回の無罪判決に対する)報復捜査であり、広範囲な被疑事実が公表された」とする韓元首相の発言には、根拠を示すよう求めるとともに、法廷では政治的発言を控えるよう指摘した。
 韓元首相は昨年12月、郭泳旭(クァク・ヨンウク)元大韓通運社長から5万ドルを受け取ったとして収賄罪で起訴されたが、ことし4月に一審で無罪判
Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0