【ソウル5日聯合ニュース】外交通商部の金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長と米通商代表部(USTR)のカーク代表が8、9の両日に会合し、韓米自由貿易協定(FTA)の争点を話し合う。外交通商部が5日、明らかにした。
 韓米政府は2007年にFTA締結で合意したものの、牛肉や自動車の市場開放問題をめぐる意見の隔たりを埋められず、双方とも批准に至っていない。会合は11日の韓米首脳会談直前に開かれるため、韓米FTAの争点について最終決着を図る場になるとみられる。
 ただ、既に署名したFTAの内容について米国側が攻撃的な修正・補完を求め韓国の譲歩を迫っているが、韓国側は応じない立場を崩していないため、会合で決着がついても少なからず議論が巻き起こると予想される。
 チェ・ソクヨンFTA交渉代表とUSTRのカトラー代表補はこの日午前10時からと前日に続き実務協議を開催。韓国の牛肉市場開放拡大、自動車貿易の不均衡是正問題をめぐり、激論を交わしていると伝えられた。
 韓米はFTAの争点について、来週初めに最終的な決着をつける予定だったが意見の隔たり大きいため、協議が週末まで延長される能性が大きいという。

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