康容碩議員=(聯合ニュース)
康容碩議員=(聯合ニュース)
【ソウル8日聯合ニュース】ソウル西部地検は8日、女子大生にセクハラ発言をしたと報じたメディアを告訴した無所属・康容碩(カン・ヨンソク)議員を、虚偽告訴などの容疑で在宅のまま起訴したと明らかにした。捜査の結果、康議員がセクハラ発言をした事実が確認された。
 中央日報は7月、康議員が延世大学の討論サークル会員約20人と夕食をともにした席で、女子大生に対し「アナウンサーはすべてを与えねばならないが、できるか」「大統領もかわいい女子学生に関心を持っている」などと発言したと報じた。康議員はこの報道が「虚偽の中傷」だとして2度にわたり告訴したが、逆に処罰を受ける結果となった。
 検察は、アナウンサーに関する発言でこの職に就く女性を侮辱し、記者会見やブログで中央日報と担当記者の名誉を棄損した容疑も適用する方針だ。
 韓国アナウンサー連合会と中央日報は7月、康議員の法的対応を受け、同氏を名誉棄損などで告訴。9月には、女性アナウンサー78人が「侮辱感を味わった」として地検に別途の告訴状を出した。
 康議員は今月2日、倫理に外れた行動をしたとの理由で与党ハンナラ党を除名された。

Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0