李大統領は同日、国家安保総括点検会議の李相禹(イ・サンウ)議長から、現在24か月(陸軍基準)の軍服務期間が2014年に18か月に短縮されるが、これを再び24か月に戻す必要があるなどと指摘した「国防改革課題」について報告を受けた。
その席で李大統領は、軍服務期間の拡大問題は「より慎重に検討する必要がある」と述べた。これは、短縮した軍服務期間を再び拡大するのは現実的に実現困難なだけに、さらに世論集約や研究を行った上で、慎重に案を講じるよう指示した発言と受け止められる。
李大統領はまた、軍強化の必要性を指摘し、そのためには装備や制度の強化も重要だが、より重要なのは軍指揮官の精神的姿勢の確立だと述べ、それが先決課題だと強調した。このほか軍人事の徹底した公正性を強調したほか、国防改革課題の草案確定については「軍が生まれ変わる契機になることを望む」と述べた。
この日李大統領に報告された国防改革課題は、国家安保総括点検会議が3か月間の研究を経て作成した。国防分野の30改革課題を盛り込んでいる。
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