【東京21日聯合ニュース】韓国の北朝鮮拉致被害者家族の団体「拉北者家族会」の崔成竜(チェ・ソンヨン)代表が、日本人拉致被害者、田口八重子さんは生きているとの情報を北朝鮮側関係者から入手したと伝えた。
 聯合ニュースの電話取材で21日に明らかにしたもので、「信頼できる北朝鮮情報源から最近、田口さんは平壌市万景台区域にあるマンションに住んでいると聞いた」と話した。この情報は先ごろ訪日した際、日本政府関係者にも伝えたという。

 崔代表は、マンションの名称も具体的に挙げたが、情報源については、一般的な脱北者ではないが詳細は明かせないとした。

 この情報源は、北朝鮮は大韓航空機爆破事件を認めることができないため、実行犯の金賢姫(キム・ヒョンヒ)元北朝鮮工作員に日本語を教えた田口さんについても、死亡したとうそをついていると説明した。また、北朝鮮は田口さんが日本人拉致被害者と結婚したと主張しているが、韓国人の拉致被害者と結婚したという話も聞いたという。

 ただ崔代表は、同じ情報源から、横田めぐみさんはすでに死亡したと聞いたと伝えた。

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