【ソウル21日聯合ニュース】与党ハンナラ党が20日、セクハラ発言で物議を醸している康容碩(カン・ヨンソク)議員の除名を決定した。
 同党の安商守(アン・サンス)代表は21日午前の最高・重鎮連席会議で、康議員の発言を国民に謝罪するとともに、国民の道徳的要求に応えることが責務だと考え、前日に党倫理委員会が迅速に康議員の除名を決めたと説明した。その上で、「ハンナラ党は今後、セクハラ問題により断固たる措置を取る」と述べ、党の紀綱を確立していく姿勢を強調した。
 20日のマスコミ報道によると、康議員は全国大学生討論大会に出席した大学生との夕食会で、アナウンサーを志望する女子大生に「何もかもを与える覚悟が必要だが、それでもアナウンサーになれるか」などと発言したとされる。これに対し、康議員は国会で記者会見を開き、そうした発言をしたことはないと反論するとともに、虚偽報道に法的措置を取る方針を示した。
 党倫理委員会は発言の真偽を確かめる際に当事者の大学生と接触できず、報道などを基に除名処分を下したと伝えられる。問題が浮上した当日に党が迅速で重い措置を取ったのは、28日に実施される国会議員再・補欠選挙への影響を意識したためとみられる。



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