漢江芸術島は、2014年までにソウル・竜山区二村洞5万3665平方メートルの用地に建設される文化公演施設。地下2階、地上8階建て、総面積は9万9102平方メートル。総工費5865億ウォン(約447億円)が投じられる。
島の東側にオペラ劇場、シンフォニーホール、多目的劇場など文化公演施設、西側には展望カフェ、美術館、ショッピングモールなど付帯施設、野外音楽公園、生態公園が建設される。
馬てい型のオペラハウスは地下2階、地上8階、総面積2万4891平方メートル規模で、客席数は1751席。バレエやミュージカルの上演が可能だ。シンフォニーホールは地上8階、総面積2万1062平方メートル規模、ソウル市立交響楽団が常駐公演する。多目的劇場は地上2~7階、総面積5666平方メートルで400席規模。演劇、室内楽、伝統劇、ファッションショーなどさまざまな公演や行事に活用できる。
芸術島の主なデザインは「チュム(踊り)」を表現したもので、建築家のパク・スンホン氏が手がけた。外壁は漢江と合うよう水の流れを形象化し、水平線を強調。南側から見ると、漢江に1羽の鳥が浮かぶ姿を思わせる。
屋根はステンレススチール素材で仕上げ、側面のガラス素材の軒部分には発光ダイオード(LED)数万個を設置し、時間や季節ごとに多彩な光の流れが演出される。展望台やオペラハウスのどこからでも、漢江を一望できる。
また市は、市民と観光客の便宜を図るため、芸術島を「障害のない生活環境1等級公園」として造成し、省エネ、エコロジー建築物を設立する計画だ。これに向け、全エネルギーの21.7%を再生可能エネルギーで供給するシステムを構築したほか、全冷暖房の90%を漢江の水や地熱など自然エネルギーで稼動させる。
ノドゥル島開発事業は、李明博(イ・ミョンバク)大統領がソウル市長在任中の2004年にオペラハウス建設計画を発表したことで始まった。呉世勲(オ・セフン)市長の就任後、さまざまな公演と展示行事に活用できる文化団地へと方向転換した。
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