アジアを席巻した韓流は、米国にも広がるか――MBCの海外時事番組が24日の放送で、15日に米ロサンゼルスのユニバーサル・スタジオで開かれた韓流イベント「パワーコリア2006」の現場を訪れ、米国内での韓流の実体を取り上げる。
 イベントには、米国のテレビドラマシリーズ「ロスト」で人気を集めたキム・ユンジンさんや韓流スターのチャン・ドンゴンさん、映画「シュリ」「ブラザーフット」のカン・ジェギュ監督も出演した。イベントに集まったのは、現地在住の韓国人やアジア系米国人。英語の字幕入りが韓国系向けのケーブル放送で放映され始めてから、韓国ドラマの人気が広がっている。

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 しかし、米国社会全体で見ると反応はまだ鈍い。韓国映画としては初めてシネマコンプレックスで公開された「ブラザーフット」も、興行面では大きな成功を収められなかった。MBCの番組制作陣は、韓国映画のハリウッド進出を妨げる障壁の1つに、「人種的な偏見」を挙げた。キム・ユンジンさんの「ロスト」での役柄は、韓国の男性に虐待される女性で、アジア系の俳優にはこうした固定観念がつきまとうとしている。

 一方で、韓流スターや監督らは、今回アカデミー監督賞をとった中国のアン・リー監督の出世作「グリーン・デスティニー」の例を挙げ、ハリウッド進出も可能との前向きな見方を示している。

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