メリルリンチは27日に公表した報告書で、南北間の政治的緊張が再び高まり投資家を不安に陥れ、ウォン・ドル相場の変動性も大きくなっているとしながらも、これが韓国経済全般を揺るがす事態にはならないだろうと分析した。以前のケースを参考にすると、今回のウォン安は行き過ぎた面があると指摘した。外国人投資家の売りによる流動性不足の懸念も可能性は低いとしたほか、外貨準備高についても、適正水準より多く短期負債を処理できるレベルだと説明した。
韓国銀行の出口戦略実施に関しては、第4四半期に入ってからになると見通した。韓国のことしの経済成長率見通しは、6.2%で変わりがないとしている。このほか、稼働率の上昇とともに製造業生産が増えており、失業率は徐々に改善されていると説明。消費心理の改善も進んでおり、輸出も堅調だと評価した。
BoA の最新ニュースまとめ
Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0