玄オ錫院長=(聯合ニュース)
玄オ錫院長=(聯合ニュース)
【ソウル24日聯合ニュース】韓国開発研究院(KDI)の玄オ錫(ヒョン・オソク)院長は24日、聯合ニュースの取材に対し、景気回復の加速化でことし韓国は年間5.5%の経済成長を十分達成できるとの見通しを示した。
 玄院長は、米バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチがことしの韓国経済の成長率を6.2%まで上げたと聞いたと伝えながら、「それだけ現在の韓国経済状況は良いという意味。われわれも当初見通しの5.5%達成は十分だとみている」と述べた。
 KDIは昨年11月中旬に発表した経済見通しで、ことしの成長率を5.5%に修正した。9月初めに提示した4.2%見通しより1.3ポイント高く、実現の可能性が論議を呼んだ。

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 玄院長は、KDIの掲げた数値が政府目標値(5.0%)より高いのは事実だとしながらも、「KDIは成長率見通しを大変保守的に定めているため、誤るとはみていない。十分に達成可能な数値だと考えている」と強調した。
 金周勲(キム・ジュフン)副院長も、5.5%成長率達成について「為替相場さえ現状維持すれば無理はない」との見方を示した。対外不確実性が一部あるものの、全般的に状況は大変良いほうだと評価した。
 メリルリンチは23日、韓国マクロ経済分析報告書を通じ、ことしの韓国経済成長率を6.2%と見通した。また韓国政府も、昨年12月に発表した2010年経済見通しでは成長率を5.0%としたが、最近の経済回復速度が予想より速いことから、5%前半まで可能と見ている雰囲気だ。企画財政部高官関係者は「ことし経済成長率5.0%は、十分達成可能な状況が展開されている。現在のような景気局面が続けば、これを少し超える可能性もある」と話した。
 一方、国際通貨基金(IMF)はことしの韓国経済成長率を4.5%としたが、上半期に上方修正する可能性が高いと伝えられた。第1四半期の経済指標は大変良好なほうで、成長率は5.0%前後に上向くと予想される。



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