チェ・ドンハ=(聯合ニュース)
チェ・ドンハ=(聯合ニュース)
2008年1月に<sg WANNA BE+(エスジーワナビー)>を脱退しソロ歌手活動を始めたチェ・ドンハが、2ndアルバム『ESSAY』を発表した。<sg WANNA BE+>結成前の2002年にソロ1stアルバムを出してから7年経てのリリースだ。
 
充電期間中には、<sg WANNA BE+>メンバーとの不和説や恋人との決別などがあった。ニューアルバムを通じすべてを率直にさらけ出そうとでもするかのように、感情の限りを込めた歌とアルバムジャケットの内側につづられていた言葉は、ひどく真っすぐだった。
 
ソウル市内のカフェでチェ・ドンハにインタビューした。グループ脱退後、フィリピンやベトナム、カンボジアなどでボランティア活動をしたという彼は、「ひどい現実の中でも明るい子どもたちの表情を見て、入り乱れていた自分の気持ちも落ち着いた」という言葉から話を始めた。

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以下は一問一答。

―<sg WANNA BE+>脱退の理由は。
金銭的には<sg WANNA BE+>でいたほうが稼げたが、活動中は自分の進路に対する像を描けず、苦しく、よりどころがなかった。ある人からは役者をしようと脱退したと言われたが、チャンスがあればやりたいとは思うものの、それは脱退の理由ではない。<sg WANNA BE+>は自分の20代をささげたグループで、後悔はない。

―ソロアルバムは<sg WANNA BE+>の音楽の延長線になるのか。
<sg WANNA BE+>の4枚目アルバムまで活動し、ファンに愛された。その時の作曲家、チョ・ヨンス氏と今回一緒に取り組んだ。チョさんには「まだ、君の実力がきちんと評価されたわけではないし、土台には自信が必要だから、一番うまくやれることをやろう」と言われた。実は<sg WANNA BE+>スタイルの延長線となる楽曲をタイトルにしようとしていたが、モニタリングの結果、わたしのボーカルと感情が一番よく溶け込んだバラード『どうして忘れるでしょうか』を選んだ。

―15年前の自作曲『心も、愛も、涙も』が収録されている。
中学校1年の時に、父がヤマハの小さなキーボードを買ってくれた。15年前、同じメロディーばかり繰り返し思い浮かび楽譜に残していたもので、今回新たにメロディーと歌詞を手直しして入れた。当時、彼女と別れて書いた曲だ。もともと作曲を習っていたが、歌手の道を進むことになった。アルバムでは2曲を作曲し、全3曲を作詞した。

―ジャケットにつづられたエッセイはいつ書いたものか。
ものを書くのは習慣だった。キリスト教信者で、お祈りをしていて思い浮かんだ言葉を日記のように書いていたため、より率直になったのだと思う。

―<sg WANNA BE+>の1stアルバムがヒットしたにもかかわらずアルバイトをしたというエピソードや、心臓病を患った話が印象深かった。
<sg WANNA BE+>は2ndアルバムの大ヒット後、収益が入るようになった。ファーストアルバムのころは、自分たちの歌があちこちで流れているのにスタジオに行く交通費もなく、早朝に新聞配達をした。それでもアルバムが出たこと自体が不思議な気持ちで、貧しくてもそうは感じなかった。
先天的な心室中隔欠損症で、6歳で手術を受けた。この病気のために2004年には軍を免除された。一時は胸の手術跡がコンプレックスで、傷跡の縮小手術を受けたりした。医者は私が歌うことを奇跡だと言い、どうやって歌手になれたのか不思議がった。

―ソロに転向し、成功へのプレッシャーはないか。
今は何も思いつかない。車に乗っているとメンバーが一緒にいるような気がするし、ソロでどの程度なら成功と判断するのかも分からない。普通の人はチェ・ドンハのことをよく知らないのが当然ではないか。もどかしくもあるが、アルバムに対する自信は確かにある。

―後日、20代を振り返るとしたら。
すばらしかったと振り返るだろう。思い出すたびに光栄で、祝福された人生だと。


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