昨年IBMのコンピュータ事業を買収した中国パソコン大手のレノボが、自社ブランドによるノートパソコンを韓国市場で販売すると明らかにし注目を集めている。レノボは既に国内で、IBMから受け継いだノートパソコン「シンクパッド」を販売している。同社は競合する中国企業と違い、国内76カ所にサービスセンター網を持っている点が強味だ。
 レノボ関係者は、「レノボ3000シリーズは従来製品より低価格で、IBMの技術スタッフが直接設計した。価格と品質の両方で満足してもらえるはずだ」と、韓国市場での販売に自信を見せている。業界関係者も「シンクパッドに良いイメージを持つ消費者も多い。自社ブランドにもある程度のブランドパワーがあるはず」と分析する。

 ただ、別の業界関係者は「シンクパッドは主に企業向けに販売され、コンシューマー用として多く売れる製品ではなかった」とし、シンクパッドとレノボに対する肯定的なイメージが一般には浸透しているとは言いがたいと厳しい見方を示している。

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