小学生は脳性まひ1級、頭部・顔面の形態異常であるNager症候群の障害があり、また、中学生はぜんそく患者だった。78歳の女性は糖尿病、73歳の女性は狭心症などを患っていたとされ、5人はいずれも高危険群に分類される。小学生2人と中学生は22~23日の間に感染症状が現れ入院し、抗ウイルス薬を投与されていた。
対策本部は現場に疫学調査班を派遣し、調査を進めている。5人全員が新型インフルエンザによる死亡と確認されれば、死者は累計25人に増え、高危険群に属するとはいえ1日で5人の死者が発生するのも初めてとなる。この先、死亡例が急増するのではないかとの懸念も広がっている。感染状況をみると、学校での集団発生が目立つ。
李明博(イ・ミョンバク)大統領も26日の青瓦台(大統領府)首席秘書官会議で、新型インフルエンザの拡大傾向に「われわれも緊張を緩めてはならない。関係当局が協力して防疫体系を確実に点検し、補強する部分があれば急ぐべき」と述べている。
しかし、関係官庁と広域自治体関係者が同日開かれた新型インフルエンザ状況判断会議で話し合った結果、政府レベルの「中央災難安全対策本部」の稼動はひとまず保留とされた。
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