芸術劇場での「パルコルム」合唱のようす。舞台上に曲名が書かれている(朝鮮中央テレビ撮影)=26日、ソウル(聯合ニュース)
芸術劇場での「パルコルム」合唱のようす。舞台上に曲名が書かれている(朝鮮中央テレビ撮影)=26日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル26日聯合ニュース】北朝鮮では、金正日(キム・ジョンイル)総書記が観覧する公演で後継者に内定したとされる三男・ジョンウン氏をたたえる歌「パルコルム(歩み)」が合唱されるなど、後継構図の構築が公式化されているようだ。
 朝鮮中央テレビは9日、金総書記が黄海北道に新設された芸術劇場を視察し、道芸術団によるこけら落とし公演を観覧したと報じたが、このとき、「パルコルム」が合唱されたことが確認された。
 中央テレビは、金総書記の公演観覧と芸術団の公演のようすを撮影した写真25枚を紹介。男女合唱の写真では、舞台に「合唱 パルコルム」と、曲目が書かれている。ただ、アナウンサーは演目の紹介や「パルコルム」についての言及は行っていない。
 金総書記が出席した公演で、ジョンウン氏をたたえる曲が歌われたのは、これが初めて。金総書記には多くの高官幹部が同行しており、指導部と住民が同席する場でジョンウン氏をたたえる公演が行われたことは、後継構図が北朝鮮社会全域に根を下ろしたことを遠回しに示すものとみられる。
japanese@yna.co.kr
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0