6日には16世紀の宗教改革家・カルバンが創設したジュネーブ大学で、初めて韓国語講座が開設された。1学期限りの臨時課程として行われる予定だ。
続いて7日には、176年の歴史を誇るチューリッヒ大学で2つの韓国学講座「韓国前近代史」「欧州における韓国学研究」が始まり、初日には2講座合わせて約100人が席を埋めた。特に、「韓国前近代史」を担当するロンドン大学のマルティナ・ドイヒラー名誉教授は、欧州で数少ない韓国学の権威者で、韓国の開港過程を研究した著書などで韓国の学界でも広く知られている。
このほか、ジュネーブ大学で2007年に始まった韓国の歴史・文化に関する講座も、学生の間で安定した人気をみせている。1980年代以降は途絶えていたスイスの大学での韓国学研究が、21世紀によみがえりつつある形だ。
スイス名門大学での韓国関連講座開設には、張哲均(チャン・チョルギュン)駐スイス大使の隠れた努力があった。張大使は聯合ニュースの電話取材に対し、「中国や日本の歴史・文化はスイスの国民によく知られているが、韓国は『小さな中国』という程度の認識しかなく、学校教育から正していく必要があると考えた」と話した。
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