【ブダペスト15日聯合ニュース】「愛国歌」を作曲した故安益泰(アン・イクテ)さんの胸像が、ハンガリーの首都ブダペストに設立される。
 安さんがブダペストのワイマール・フランツ・リスト音楽大学在学中に滞在していたエトヴェシュ・ロラーンド大学の寮庭園で15日、胸像設立着工式が行われた。韓国とハンガリーの修好20周年を迎え、「ソウルの日」イベントの一つとして行われたもので、ハンガリー訪問中の呉世勲(オ・セフン)ソウル市長をはじめ、両国の主要関係者が出席した。
 呉市長は式で、「安益泰先生の胸像設立がソウル市とブダペスト市の文化交流の未来を照らす礎になることを期待する」とあいさつした。
 ブダペスト市と韓国・ハンガリー議員親善協会はこれまで、胸像設立の募金活動を進めてきてが、ソウル市はこれに3万ドル(約300万円)を支援すると決めた。
 2006年に発見された1938~1939年の学籍簿によると、安さんはリスト音大で1938~1941年の3年間、「ハンガリー民謡の父」と評されるコダーイ・ゾルターンから作曲理論などを学んだ。
 この日、胸像着工式に続き、エトヴェシュ・ロラーンド大学のメーンホールでは安さんに関連する資料を展示する「安益泰とブダペスト」展示会も開かれた。
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