アジアユースオーケストラ、9年ぶり韓国公演開催

【香港20日聯合ニュース】韓国をはじめ日本、中国、台湾、香港などアジアの約10カ国・地域を代表する若手音楽家で構成されたアジアユースオーケストラ（AYO）が、9年ぶりに韓国公演を行う。AYOがホームページで明らかにしたところによると、楽団は8月20～21日に光州文化芸術会館で、23日にはソウルの芸術の殿堂で公演する。
　韓国公演は2000年以来。AYOは毎年団員を選抜し、香港での3週間程度のリハーサルキャンプ後、日本、中国、台湾などアジア主要国・地域を巡回して公演を行ってきたが、韓国の場合はここ8年間、スポンサーが現れず公演開催地から外されていた。
　今回の韓国公演には駐香港総領事館の石東演（ソク・ドンヨン）総領事が一役買ったとされる。石総領事は、昨年韓国からアジア諸国で最多の19人が団員に選抜されたにもかかわらず、後援団体がなく韓国で公演が行われないことを知り、文化体育観光部、外交通商部などに数回にわたりAYO韓国公演の必要性を訴えた。石総領事は、「アジア地域に韓流を輸出する文化国らしく、音楽交流にも先頭に立って参加すべき」と話す。
　AYO団員らは、20日の香港での開幕式を皮切りに、米国やベルギーなど各国の有名音楽大学から招いた教授陣に約3週間の指導を受けた後、8月7日から30日まで韓国、日本、中国などをめぐり公演する予定だ。
　AYOは1987年に香港で非営利財団として創設されて以来、1990年から19年間にわたり19カ国・地域で275回公演し、100万人余りの観客に和合と友情のメッセージを伝えてきた。
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