完工式のようす=20日、ソウル(聯合ニュース)
完工式のようす=20日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル20日聯合ニュース】ソウル・鍾路に位置する宗廟から南山を緑で結ぶ「世運グリーンベルト公園(世運緑地軸)」造成事業の第1次事業が完了した。
 ソウル市は20日、鍾路区鍾路3街と退渓路3街の間に位置する「世運電子商街」内の現代商街跡地に、長さ70メートル、幅50メートル、総面積3500平方メートルの緑地広場を造成したと明らかにした。同日午前に呉世勲(オ・セフン)市長と地域住民らが参加する中、完工式が行われた。
 今回完成した緑地公園は、鐘路~清渓川区間の半分を対象にした第1次事業としてのもので、緑地広場には芝生と木が植えられた。都心の憩いの場や文化空間として活用される予定だ。ストリートアーティストらによる文化公演や、写真協会、韓国専業美術家協会の展示会を計画している。
 第2次事業は鐘路~清渓川の残り区間と清渓川~乙支路区間、第3次事業は乙支路~退渓路区間を緑地にする予定だ。2015年まで第3次事業が完了すれば、宗廟から南山まで、幅90メートル、長さ1キロメートルに達する大規模グリーンベルトが形成される。1960年代の近代化の象徴であり、初の大型住居・商業複合型建築物として評価されてきた世運電子商街が、歴史の中に姿を消すことになる。
 世運緑グリーンベルト公園造成事業には、約1兆5000億ウォン(約1146億円)が投じられる。事業費は付近の都市環境整備区域事業施行者が全額負担するが、代わりに建物容積率と建物の高さに応じインセンティブが与えられる。

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