昨年は1日平均672人、2分14秒ごとに1人が死亡した計算だ。人口1000人当たりの死亡数を示す粗死亡率は5.0人で、前年と同程度だった。また、地域や年齢構成差を補正した年齢調整死亡率(基準人口1000人当たりの死亡数)は4.4人で、前年に比べ0.2人減少した。
年齢調整死亡率を16市・道別にみると、ソウル市が3.7人で最も少なく、次いで済州道が4.0人だった。一方、釜山市と慶尚南道、江原道はそれぞれ4.9人で最も高かった。統計庁関係者は、ソウル居住者の場合はそのほかの地域に比べ所得や生活水準が高く、病院も近いため寿命が長い半面、相対的に生活環境が良くない地域では交通事故の発生頻度が高いことなどを要因に挙げた。
昨年の死亡者のうち65歳以上の高齢者は17万100人で、全死亡者の69.1%を占めた。これは1998年に比べ10.8ポイント高い。ただ、高齢者の占める割合は拡大したものの、高齢者の死亡率は全般的に下がっている。また、生産年齢人口(15~64歳)の死亡者は7万3100人で全体の29.7%と、1998年から10.0ポイント下がった。
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