資計画によると、知能型都市を開発するためのグローバルR&Dセンター設立に向けた事業はことしから進められる。また、これとは別に上半期中に国内のITベンチャー企業を対象に最低4000万ドル規模の投資ファンドも造成される。
特にグローバルR&Dセンターは、設立への投資規模はシスコが2005年にインドに建てたR&D団地投資額(11億ドル)を上回るとみられ、国際経済危機のさなかでは異例の投資と評価されている。このほか、今月から今後5年間、国内の主要通信事業者や中小企業のIT基盤施設に関連し、5億ドル規模の投資と融資に乗り出す計画だ。
シスコは現在、IT技術を利用し、都市の交通、産業パラダイムを環境配慮型に変える「コネクテッド都市開発(CUD)プログラム」を進めており、2007年にはソウルをはじめオランダ・アムステルダム、米サンフランシスコをパートナー都市に選定している。また2月には仁川市と、仁川自由経済区域での「シスコグローバルセンター」設立などに関する了解覚書(MOU)を結んだ。
李大統領はこの日の面談で、「シスコの多分野にわたる知識と技術力は、韓国の都市に大きな変化をもたらすものと期待する」と述べた。特にシスコのグリーン技術は、韓国政府が目指すグリーン成長ビジョンと多くの部分で一致するとした。
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