キム・ジュン(1月撮影)=(聯合ニュース)
キム・ジュン(1月撮影)=(聯合ニュース)
先月31日に終了したKBS第2のドラマ『花より男子~Boys Over Flowers』でF4の1人、ソン・ウビンを演じたキム・ジュンが、3人組グループ<T-MAX>のメンバーとして再びステージに立った。
 同局の音楽番組<ミュージックバンク>の楽屋で3日にインタビューに応じたキム・ジュンは「まるでデビューしたときのよう。長い間歌手活動を休み、ダンスも練習不足だし、顔を知られるようになってからのステージなのでドキドキする」と、緊張を隠せない様子だった。

キム・ジュン の最新ニュースまとめ

 彼を一躍スターに押し上げた『花より男子~Boys Over Flowers』の名場面を尋ねると、4年の歳月が流れ、各自の道を歩むF4とクム・ジャンディ(ク・へソン)が海を眺めながら友情を確かめ合ったエンディングシーンを挙げた。実際の撮影も、このシーンが1番最後に行われた。劇中のF4と、F4を演じる俳優たちの気持ちがそのまま溶け込んだような温かい雰囲気が印象に残ったという。最終回の台本を受け取ったときは「こうして終わってしまうんだ」と複雑な気分になり、クランクアップ後は名残惜しさもひとしおだった。海を眺めて感受性が豊かになったのか鼻の奥がつんとなり、苦楽を共にしたスタッフの中には泣く人もいたという。

 撮影で一番大変だった点は、初めての演技に対するプレッシャーと過密スケジュールだったと振り返る。カメラを意識せず自然に行動しながら、カメラの角度に合わせて演じることも、ドラマが終盤を迎えたころようやく慣れた。また、出演者の相次ぐ事故や、チャン・ジャヨンさんの自殺など、さまざまな出来事があった。出演陣としては心労も多かっただろう。

 「ジャヨンさんの知らせを聞いたときは、本当にショックでした。F4のメンバーたちとも打ち上げのとき”どんなにつらかっただろうか、一緒にいてあげられなかったことがやるせない”と話をしました」。

 共演者たちへの感謝の気持ちも忘れない。撮影を終えた翌日、出演陣で食事会をし、撮影当時を振り返ってあれこれ話をした。ドラマ出演経験のあるイ・ミンホ、ク・ヘソンらが、以前の作品でのエピソードなどを聞かせてくれたという。

 ドラマに出演する前と後で、多くのことが変わったというキム・ジュン。最大の変化は「人々が自分のことをキム・ジュンだと気付いてくれること」。また、活動の領域も広がった。「<T-MAX>の活動を続けながら、演技やバラエティー番組出演まで、さまざまな活動を並行することになりそうです」と、今後の活動が自分自身でも楽しみだ。

 今月中旬には、東京で開催される『花より男子~Boys Over Flowers』日本放送記念イベントに出演するほか、<T-MAX>として日本の事務所とも契約を交わし、日本公演も予定されている。国内でのアルバムリリースにも意欲を示した。
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