「5月の宮」イメージ図=31日、ソウル(聯合ニュース)
「5月の宮」イメージ図=31日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル31日聯合ニュース】ハイ・ソウル・フェスティバル「2009春祭」が5月2日から9日間、昨年と同様「宮(グン)」をテーマに、景福宮、慶熙宮、徳寿宮、昌徳宮、昌慶宮の5大古宮とソウル市庁舎前広場、清渓川一帯を会場に開催される。ソウル文化財団が31日に明らかにした。ソウル市は経済危機を考慮し、市民が希望を分かち合う行事としてフェスティバルを開催、コストは最小限に抑える方針だ。
 フェスティバルの幕を開けるのは、「桃色道」をテーマとした開幕パレード。単に見物するだけのパレードではなく、誰もがともに参加できるプログラムとなる。

 ソウル市庁舎前広場には、たくさんの竜が天に上り空を覆うさまを表現したフェスティバルイメージ「5月の宮」が設置される。宮殿で使われていたとばり「竜鳳遮日」を広場の空に掛け、宮殿の宴会場に祭りの王である市民を招待するという意味が込められている。開幕・閉幕式をはじめ主要イベントはここで催される。

 5大古宮では、それぞれ「世宗大王の物語」「高宗、近代を夢見る」「宮殿の一日」「古宮ミュージカル大長今」、「梨の花の香り風に飛ばし」などをテーマに、600年のソウルの歴史が感じられるイベントが準備される。

 清渓川では「分かち合い清渓川」をテーマに、光復(植民支配からの独立)以降のソウルの日常と願を込めたパフォーマンスと展示「私が暮らしていたソウルは」、愛を分かち合う「桃色分け合い市」、「みなさんコンサート」などが行われる。


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