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<W解説>韓国最大野党から最高裁長官の弾劾求める声=大統領選の最有力に下された判断に不服で強硬論
韓国の最大野党「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)前代表の公職選挙法違反事件で、大法院(最高裁判所)が今月1日、無罪判決を破棄し、高裁に審理を差し戻したことを受け、党内ではチョ・ヒデ大法院長の弾劾訴追を求める声が上がっている。李氏は6月3日に行われる大統領選挙の同党公認候補で、現在、各世論調査では次期大統領にふさわしい人物として支持率トップを独走している。同党は「なぜ大法院は大統領選挙直前に判決を下したのか」と批判。党所属の国会議員からは「民主党はフルスイングする。持てる権限を全て使う」との強硬的な発言も出ている。一方、逆風を懸念して自重すべきとの声もあり、党が4日に開いた非常議員総会では、チョ氏の弾劾を推進するか否かの決定は一旦、保留とし、15日に予定されている高裁の差し戻し審の公判期日を変更するよう、裁判所に求めていくことにした。同党選挙対策委員会のノ・ジョンミョン報道官は、この要求に対する裁判所の対応を見て、今後の戦略を検討していく考えを示した。