これを受け、韓国の外交通商部はイエメンの韓国大使館に指示し、直ちに現場に領事を派遣した。死亡者の身元確認のほか、テロの可能性も念頭に置きながら事件の経緯を調べている。同部関係者は「事件は現地時間15日午後5時50分ごろ発生したとみられる。爆発で韓国の観光客グループ18人のうち4人が死亡し3人がけがをしたと報告があった」と明らかにした。政府はまた、16日に合同対策会議を開き、外交通商部の李基哲(イ・ギチョル)在外同胞領事局審議官をチーム長とする対策チームを現地に派遣することを決めた。
韓国大使館関係者によると、負傷者は40~50代の男女半分ずつと把握されており、現場近くの病院で手当てを受けているという。この地域は国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録されている。
AP通信はイエメンの保安官僚の話として、自爆テロ犯1人が韓国人観光客を攻撃し、このうち4人が死亡したと報じた。韓国人観光客は写真撮影をしていたという。AFP通信がインタビューした別のイエメン官僚は、未確認だとしながらも自爆テロの可能性があると話している。
イエメンでは昨年1月にも、ベルギー人観光客2人が国際テロ組織アルカイダと関連のある武装勢力の犯行とみられる攻撃で死亡するなど、治安が不安定な状態だ。
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