大邱市が2012年までに、衣類やかばん、腕時計のように身に着けて使用する「ウェアラブル・コンピュータ」の産業クラスター造成事業を推進する。
 大邱市が23日に明らかにした基本方向によると、1段階として来年から2008年まで基盤造成を進め、2段階として2009から2010年を活性化と先導企業の確保、3段階として2011から2012年までグローバル化と多国籍企業の確保を進める。韓国電子通信研究院と大邱戦略産業企画団が共同で5月までに基本計画をまとめる。

 韓国電子通信研究院の呂寅甲(ヨ・インガプ)チーム長によると、ウェアラブル・コンピュータ産業は、2006年までは携帯情報端末機(PDA)、携帯用ゲーム機、コンピュータ内蔵の携帯電話端末(スマートフォン)が中心で、2009年までに時計・靴・バッジ型などのコンピューターに発展、2010年以降は五感情報処理コンピューター型に発展させる計画だ。また2010年までには成人の40%、10代の75%がウェアラブル装置を着用すると予想している。

 慶北大学コンピュータ工学科の鄭淳基(チョン・スンギ)教授は「大邱市は繊維・ファッション・眼鏡など伝統的な主力産業に加え、情報技術(IT)を新しい成長産業として発展させるべき」とし、地域大学との協力を通じ、優秀なIT人材を養成する必要があると指摘している。


Copyright 2005(c) YONHAPNEWS. All rights reserved
 0