住民らが立てこもっていたビルで警察の鎮圧時に火災が発生、多くの死傷者を出した=20日、ソウル(聯合ニュース)
住民らが立てこもっていたビルで警察の鎮圧時に火災が発生、多くの死傷者を出した=20日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル21日聯合ニュース】ソウル・竜山再開発地域で立ち退きに反対し立てこもっていた住民と強制鎮圧を行った警官の衝突で6人の死者が出た事件に対し、検察が捜査を開始したなか、国家人権委員会も20日に事件の真相糾明に向けた調査に着手した。
 人権委は、20日午前に警察による鎮圧過程で住民が死亡したと伝えられた直後、調査官4人を現場に送り緊急調査を行った。人権委が警察が関係する民間人死亡事件についてこれほど迅速に調査を開始したのは異例のことだ。

 これに先立ち、参与民主社会市民連帯(参与連帯)は、この事件について警察による人権侵害行為を徹底して調査してほしいと、人権委に緊急陳情書を提出した。参与連帯は「権力の手先に転落した検察と警察の調査結果を絶対的に信用することはできないため、独立・客観的な人権委が調査すべきだ」と主張している。

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