銀行業界が9日に明らかにしたところによると、第3四半期業績を公開したJPモルガン・チェース、HSBC、モルガン・スタンレー、ING、カリヨン、バークレイズ、BNPパリバ、ドイツ、UBS、ABNアムロ、ソシエテ・ジェネラル、バンク・オブ・アメリカ(BOA)、みずほコーポレート、クレディ・スイス、ワコビア、ゴールドマン・サックスの年初から9月までの当期純利益合計は1兆1085億ウォン(約713億円)で、前年同期(3563億ウォン)の3.1倍に急増した。
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一方、同期間の国民、ウリィ、新韓、ハナ、中小企業、外換銀行の国内市中銀行の純利益は5兆7092億ウォンで、31%(2兆5585億ウォン)急減した。
外国銀行国内支店のうち、JPモルガン・チェースはこの期間の当期純利益が3334億ウォンで、前年同期に比べ12倍に拡大、韓国進出以来の最大値を記録した。国内1支店で社員97人という規模の同行は、純利益が1103.6%(3057億ウォン)急増。社員1人当たりの純利益は34億ウォン4000万ウォンと、1人当たり1億ウォン水準の国民、新韓、企業銀行を大きく上回った。
このほか、国内に11支店を構えるHSBCは純利益が1739億ウォンで前年同期比5.1倍に、モルガン・スタンレーは37.8倍に急増。ドイツは8.4倍、BOAは5倍、カリヨンは3.3倍に増加している。
外国銀行の収益急増は、急激なウォン安・円高で外貨資産に膨大な評価利益が発生した上、財政取引でも大きな利益を得たためと分析される。外国銀行国内支店の総資産は9月末現在、276兆963億ウォンで、1年前(136兆2049億ウォン)に比べ倍増した。HSBC、ING、JPモルガン・チェースの3行は初めて30兆ウォンを超え、10兆ウォンを上回る銀行も12行と、昨年(5行)の倍以上となった。
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