インド政府は世界5位の造船・海洋国としての飛躍を目指し、「マリタイム・アムリット・カール・ビジョン. 2047」を推進している。このため既存の造船所を増設するだけではなく、新設も積極的に検討している。
タミルナードゥ州は気温や降水量などが、HD現代重工業のある韓国のウルサン(蔚山)と類似していることから、工場設立に最適の候補地と評価されている。同州にはすでに現代自動車やサムスン電子など韓国の大企業が進出しているほか、近隣の港湾施設にも大規模投資が予定されている。将来的に事業拡大できる可能性もあるとみられる。
HD現代は12月初め、インド国防省傘下の国営企業MEMLとクレーン事業の協力拡大に向けた業務提携契約を交わしていた。MEMLは国防や航空・宇宙設備、鉱山、建設重装備、鉄道・地下鉄車両などの事業を展開しており、国内に多数の生産基地を保有する。
今回の契約を通じてHD現代は、BELMと設計・生産・品質検証などクレーン制作の前工程で協力を拡大する。その後はインド現地の造船所にアンローダーなどを供給し、事業領域の拡大を目指す。
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