羅老宇宙センターから打ち上げられる「ヌリ」(韓国航空宇宙研究院提供)=27日、高興(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
羅老宇宙センターから打ち上げられる「ヌリ」(韓国航空宇宙研究院提供)=27日、高興(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の国産ロケット「ヌリ」の4号機の打ち上げが成功し、5号機と6号機の打ち上げも注目される。

 4号機は27日未明、韓国南部の全羅南道・高興の羅老宇宙センターから打ち上げられた。

 ヌリは2027年までに進められる韓国型発射体高度化事業の一環だ。計6回の打ち上げを計画している。

 4号機の目標は次世代中型衛星3号とキューブサット(超小型衛星)12基を高度600キロの軌道に乗せることだった。衛星はいずれも計画していた軌道に投入された。

 ヌリの5号機は26年、6号機は27年に打ち上げられる予定だ。計6回の打ち上げを通じ、ヌリの性能の信頼度を高め、民間企業に技術を移転することが政府の目標だ。

 5号機と6号機の打ち上げでは民間主導がさらに本格化する。ヌリは10年から23年まで、韓国航空宇宙研究院が主導し約300社の民間企業が参加して開発した。1~3号機の打ち上げは同研究院が主導したが、今回は民間企業のハンファエアロスペースが初めて製作を統括した。


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