序盤、緊迫した局面が続いていたが、下辺で発生したコウ争いから急激に井山裕太九段に傾いた。中盤からは井山裕太九段が正確な読みで対応し、 差を縮めさせずに10目ほどの差が開き、楊楷文九段が投了した。
対局が終わった直後、井山裕太九段は「序盤は難しかったが、中盤のコウ争い以降に勝機をつかんだと思った」とし、「韓国と中国には本当に手ごわい棋士たちが残っていて、厳しい戦いになるだろうが、しっかり準備して面白い勝負ができるよう最善を尽くしたい」と抱負を語った。
第2ラウンド最後の対局を日本が勝利したことで、日本は一力遼九段と井山裕太九段が進出し、日本、韓国、中国は2名ずつの棋士を残すことになった。3カ国が第9戦まで互角になったのは、第22回大会以来5年ぶりだ。
一方、続く第3ラウンドは2026年2月2日に中国で再開される。韓国は4番手として朴廷桓九段が出場し、井山裕太九段と対戦する。
農心が後援し、韓国棋院が主催・主管する「第27回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦」の優勝賞金は5億ウォンだ。本戦3連勝からは1000万ウォンの連勝賞金が支給され、1勝を追加するごとに1000万ウォンが積み立てられる。持ち時間は各1時間、秒読み1分1回が与えられる。
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