李大統領はアラブ首長国連邦(UAE)とエジプト、南アフリカ、トルコを訪問し、防衛産業や原発、文化、人工知能(AI)などさまざまな分野の協力について各国首脳らと議論した。エジプト大で行った演説では対中東外交構想「SHINEイニシアチブ」を発表し、南アフリカでは主要20カ国・地域(G20)首脳会議に出席した。
今年の多国間外交を事実上終えた李大統領は今後、物価対策や規制改革、検察・司法改革など国内課題への対応に注力する見通しだ。米国との関税交渉の実務協議や対米投資特別法の制定、12月に予想される大統領室の青瓦台(旧大統領府)への移転も課題となる。
また大統領室と政府は今回の歴訪で行った首脳会談で合意したものの実行に取り組む。UAEと合意した防衛産業の共同開発・現地生産の具体的なモデルを策定し、実際の契約まで実務協議を行う予定だ。トルコの原発建設やエジプトのカイロ空港拡張工事など、首脳会談で取り上げられた大規模な事業を国益につなげるため、国内企業と緊密に連携しながら受注合戦を支援するとみられる。
Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40

