「2025孫基禎平和マラソン大会」16日に高陽総合運動場で開催=韓国
「2025孫基禎平和マラソン大会」16日に高陽総合運動場で開催=韓国
大韓民国初のスポーツ界の英雄でかつ1936年ベルリンオリンピックのマラソン優勝者であるソン·ギジョン(孫基禎)を賛える「2025孫基禎平和マラソン大会」が16日にコヤン(高陽)総合運動場で開かれる。

今回の大会は光復(独立)80周年政府記念事業の一環として、孫基禎記念財団とSPOTV newsが共同主催し、文化体育観光部(日本のスポーツ庁に相当)と高陽特例市などが後援する。

大会では、孫基禎のハングル式英語名(SON KEE CHUNG)と大韓民国の国籍表記を要請する署名運動が初めて行われる。現在、IOC公式記録の初めの画面には孫基禎の国籍が日本、名前は「KITEI SON」と表示されている。韓国政府と体育界の持続的な努力により歴史的背景が一部紹介されたが、まだ訂正されていない公式表記により孫基禎は依然として「悲しい優勝者」として残っている。

署名運動は16日に大会現場で始まり、2026年8月のIOC提出前まで孫基禎記念館で続く予定だ。孫基禎記念財団は今回の運動が2026年ベルリン五輪優勝90周年を迎えて持つ歴史的意味を強調している。

今回の大会には「光復は自由だ」というスローガンの下、フルコース、ハーフ、10キロメートルの3種目に計1万5000人余りの参加者が車が通行しない第2自由路を走る大韓民国唯一の特別レースとして行われる。

孫基禎は、「日本による植民地時代、民族的自負心を取り戻した象徴的な人物」と評価されている。光復80周年を迎え国立中央博物館で、イ·スンシン(李舜臣)将軍とともに「国難克服象徴人物」に選ばれて、特別展が用意されるなど時代的価値も再びスポットライトを浴びている。

孫基禎記念財団のキム·ソンテ理事長は、「孫基禎は帝国主義時代の痛みを今は自負心で記録するときが来た」とし「IOCが彼の優勝を喜びと自負心で残すことができるよう国籍と名前を正さなければならない」と述べた。
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